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KASグルートブリッジ(KAS Glute Bridge)のやり方:セットアップ、可動域とヒップスラストとの違い。

ベンチを背にしたバーベルのセットアップと、どこまで下ろすかのキュー。 Kelly Matthews · YouTubeで見る.

やり方

  1. ベンチの縁が背中の肩甲骨の下端あたりに当たるように座り、パッドを付けたバーベルを股関節の付け根に乗せます。
  2. 足裏を床につけて腰幅くらいに開き、股関節をロックアウトしたときにすねが垂直になる位置に置きます。
  3. 肋骨を下げ、あごを引いたまま、ロックアウトまで押し上げます。毎レップ、トップから始めます。
  4. ゆっくり下ろし、すねが自分の方へ傾きそうになったところで止めます。そこからお尻を締めてロックアウトまで戻し、止めます。
  5. ヒップスラストより軽く始め、すねが動かないあいだだけ重量を増やします。

KASグルートブリッジをBrolicで記録。セットごとに前回の数値が表示されるので、超えるべき目標がひと目でわかります。

アプリを入手 ※現在、アプリ内の表示は英語のみです。

KASグルートブリッジは、バーベル・ヒップスラストの上の部分だけを行う種目。ベンチと足のセットアップ、下ろす深さ、重量の比べ方、分けて記録する方法を解説します。

種目ガイド読了目安 6分執筆:Brolic ·

KASグルートブリッジは、バーベル・ヒップスラストの上の部分だけを、ゆっくり行う種目です。ヒップスラストと同じようにベンチを背にしてセットアップし、股関節を伸ばしきった(ロックアウトした)状態から始めて、すねが自分の方へ傾きそうになるところまでだけ下ろし、お尻を締めて押し上げます。

名前の由来は、N1 Educationの創設者カセム・ハンソン(Kassem Hanson)です。2023年に彼が出演した「The Coach Mark Carroll Podcast」の番組説明では、彼をこの種目の考案者としています。BrolicにはKAS Glute Bridge (Barbell)(バーベル・KASグルートブリッジ)として登録されています。

鍛えられる筋肉

動きは股関節の伸展で、それを生み出す主な筋肉は大臀筋です。Brolicでは、臀筋を主なターゲット、ハムストリングスと腰を補助としてタグ付けしています。

これは元になった種目と一致しています。バーベル・ヒップスラストの研究をまとめた2019年のシステマティックレビューでは、筋活動は大臀筋、脊柱起立筋(腰)、ハムストリングス、大腿四頭筋の順に大きく、臀筋への負荷は動きの終わりの部分、つまりKAS版が残している部分で大きくなると述べています。

KASグルートブリッジそのものを測定した研究はありません。可動域が短いぶん大腿四頭筋がレップに関わらない、というのはコーチたちの推論であり、測定結果ではありません。

ベンチ、バー、足のセットアップ

  • ベンチ:床に座って後ろにもたれ、ベンチの縁が背中の肩甲骨の下端あたりに当たるようにします。ブレット・コントレラス(Bret Contreras)のヒップスラストの手順ではこの位置で、KASの解説記事では背中の中ほどとしています。その縁を支点にして動くので、位置を1つ決めて変えないようにしましょう。
  • バー:プレートを付けたバーベルを転がして、股関節の付け根に乗せます。ウエストの方まで上げずに低い位置に置き、下にパッドかたたんだタオルを敷きます。バーベル計算ツールで、目標の重量に必要なプレートがわかります。
  • 足:足裏を床につけ、腰幅くらいに開き、ロックアウトしたときにすねが垂直になる位置に置きます。Colossus Fitnessは、大腿四頭筋ばかり使ってしまう原因を、足を近づけすぎていることにあるとしています。ヒップスラストの足の位置を調べたある小規模な筋電図(EMG)研究では、足を遠くに置くと、筋活動が大腿四頭筋からハムストリングスの方へ移りました。

ブリッジの動作

トップから始めます。股関節が完全に伸びきるまでお尻を押し上げ、肩、股関節、膝を一直線にします。肋骨は下げたまま、あごは引いておきます。

少しだけ、ゆっくり下ろします。股関節から曲げ、すねが自分の方へ傾きそうになったところで止めます。ヒップスラストではお尻が下がるにつれて膝が後ろへ動きますが、この種目ではすねを垂直に保ちます。この止める位置が、この種目を決めています。

下ろす距離は資料によって違います。Hone Healthは約2.5〜5 cm(1〜2インチ)、Hevyは約5〜7.5 cm(2〜3インチ)、Onnitは床までの距離の3分の1、マシューズは「半分くらいか、それよりも浅く」としています。共通しているのは、すねを目安にすることです。

足の置き方と、すねが傾き始めたところでの切り返し。 Colossus Fitness · YouTubeで見る.

お尻を締めてロックアウトまで戻し、止めます。バウンドさせず、勢いよく突き上げることもしません。Hevyのガイドは、トップで少なくとも1秒止めることを勧めています。

ヒップスラストより軽く始めます。2つを比べるトレーナーたちは、レップに勢いがなく、可動域の終わりの部分にとどまるので、扱える重量はこちらのほうが少なくなると言います。その差を測った人はいません。毎レップ止められる重量から始め、すねが動かないあいだだけ重量を増やしましょう。

KASグルートブリッジとヒップスラストの違い

ヒップスラスト KASグルートブリッジ
レップの始まり ボトム ロックアウトした位置
下ろし方 お尻を床の方へ下げ、膝が後ろへ動く 少しだけ。すねは垂直のまま
ペース 爆発的に押し上げることが多い 上げ下げともゆっくり、トップで止める

これらは、どちらがより筋肉をつけるかを示すものではありません。KASグルートブリッジをヒップスラストと比べた試験はなく、この種目を検証した試験そのものがありません。いちばん近いトレーニング研究はフルレンジのヒップスラストを使ったもので、トレーニング経験のない大学生年代の成人が9週間行ったところ、バックスクワットとほぼ同じだけ臀筋が大きくなりました。

記録のしかた

Brolicでは、**KAS Glute Bridge (Barbell)**をレップ数で記録します。プレートを付けたバーの合計重量を記録し、ヒップスラストとは履歴を分けましょう。80 kgで止めを入れた短いレップを12回行うのと、80 kgでフルレンジのレップを12回行うのは、別の記録です。セットの途中でフルレンジのレップになってしまったら、どこからそうなったかをメモしておきましょう。

ベンチの高さと止める時間も書き留めておきましょう。どちらもレップの内容を変えるからです。無料のトレーニング記録テンプレート(英語)にはその欄があり、部位ごとの週間セット数(英語)では、臀筋がすでにどれだけのトレーニング量をこなしているかを確認できます。

よくある質問

要するに、ハーフレップのヒップスラストですか? それに近いものです。Onnitのショーン・ハイソン(Sean Hyson)は、可動域を短くしたヒップスラストと呼んでいます。それでも別の記録にする価値があるのは、毎レップがロックアウトから始まり、すねの位置で止め、勢いを使わないからです。

スミスマシン、ヒップスラストマシン、ダンベルでもできますか? ここで紹介した2つの解説動画は、同じルールで行えばできるとしています。Brolicの項目はバーベル版なので、ほかの器具を使ったらメモしておきましょう。重量は比べられません。

腰ばかり使ってしまいます。 マシューズのキューは、トップで肋骨を下げ、尾骨を巻き込むことです。そうすれば、背骨を反らせるのではなく、股関節でレップを終えられます。重量と可動域を減らしましょう。痛む場合は、我慢して続けずに中止してください。

出典と方法

N1自身によるグルートブリッジの指導は有料会員向けのライブラリにあるので、ここで紹介したデモは第三者によるものです。ポッドキャストの出典は番組説明で、音声そのものではありません。セットアップ、可動域、重量の目安は動きを覚えるための出発点であり、試験で確立された値ではありません。

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